イギリス【旅行/イングリッシュヘリテッジ】 ティンタジェル城2 城内(有料ゾーン) Tintagel Castle

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「ティンタジェル城」という名前だが「城」は無い。所謂「城跡」だね。
「城」を見学するのではなく、「自然」を満喫したい人向けの観光地だね。

< 入場料 >
大人(17歳以上):£14.50
学生/65歳以上:£13.10
子供:£8.70

子供が何歳までなのか、ワテには読み取れなかった。

※イングリッシュヘリテッジの会員であれば、無料。

ティンタジェル城 全体地図

こちらがざっくりとティンタジェル城の全体地図だ。
左端の街になっているところから歩いて行くことになる。

尚、チケットで入れるのは上記の赤で囲った範囲だ。
チケットは予約制で、当日にその場でチケットを買うことは出来ない。
(コロナ禍による、2021年現在だけかもしれない)

チケット無しでも、それなりに良い景色を眺めることは出来る。

ティンタジェル城(有料ゾーン)

評価:70点

門を潜り、中庭へ入っていく。

守衛の中庭Gatehouse courtyard

The Sheriff’s tale:保安官の物語

It is an autumn day in 1306. Thomas de la Hyde, sheriff and steward of Cornwall, is visiting the castle to check on the progress and costs of building repairs.
1306年のある秋の日。コーンウォールの保安官兼執事であるトーマス・デ・ラ・ハイドが、建物の修理の進捗状況と費用を確認するために城を訪れた。

Arriving on horseback, passing the outer gate and deep defensive ditch, he rides through the main gatehouse. Greeted by the porter, who emerges from his lodgings. Thomas di dismounts ed hands the reins to a servant who leads his horse over to the stables.
馬に乗って到着した彼は、外門と深い防御溝を通過して、正門楼を通過した。宿舎から出てきたポーターに迎えらた。トーマス・ディは馬から降り、使用人に手綱を渡して馬を厩舎に導いた。

Earl of Cornwall, had constructed this castle about 70 years Richard, Ex ago in the 1230s, and now the original buildings are in need of major repairs. There are carpenters rebuilding the stable roof, a lead-worker is mending the gatehouse tower roof and wagon-loads of slates are being unloaded.
コーンウォール伯爵がこの城を建設したのは約70年前のリチャード、つまり1230年代のことだったが、今ではオリジナルの建物は大規模な修理を必要としている。大工が馬小屋の屋根を作り直し、鉛工が門楼の屋根を修理し、ワゴンに積まれたスレートが降ろされている。

Happy with the progress, Thomas walks towards the second gatehouse and beyond to the Great Hall to meet the constable and review the accounts.
順調に進んでいることに満足したトーマスは、第二の門楼に向かって歩き、その先にある大広間で警察官と会い、会計を確認した。

When the castle was built in the 13th century, there was a narrow but level approach to the headland, probably with a second gatehouse. A major collapse in the early 15th century created the huge chaum that you can see today between the mainland and island courtyards.
13世紀に城が建てられたとき、岬には狭いながらも平らなアプローチがあり、おそらく2つ目のゲートハウスがあったと思われる。15世紀初頭の大規模な崩壊により、本土と島の中庭の間に、現在見られるような巨大なチャウムができました。

ティンタジェル・カッスル橋Tintagel Castle bridge

割とティンタジェル城の名物になっているらしい橋。
2019年に架けられたとのことで、かなり新しい。

ラングドシャみたいな石が敷き詰められている。
ところどころ石が外れているし、摘まんで抜くことも出来そうだ。
普通に怖い。

写真だと伝わりにくいが、普通に高いし、怖い。
ヒュンってなる。

島の中庭Island courtyard

橋を超えると建物の遺跡が残っている。

Prince Dafydd’s tale:ダフィド王子の物語

It is a windy day in October 1242. Servants and tradesmen are busy bringing deliveries of food and barrels of wine, preparing for a feast.
1242年10月、風の強い日。召使や商人たちは、料理の配達やワインの樽を運んできて、宴会の準備に追われている。

You are standing in the island courtyard of the castle. On your right is the Great Hall, used for dining, receiving guests and holding court. Beyond are the buttery and pantry, and also the kitchens where sumptuous food is being prepared.
あなたはお城の島の中庭に立っている。右側には食事をしたり、ゲストを迎えたり、宮廷で使われる大広間がある。その先にはバター室とパントリー、そして豪華な料理を作るキッチンがある。

There is much excitement as Richard, Earl of Cornwall, one of the wealthiest and most powerful men in Europe and owner of the castle, is due to arrive shortly. His young nephew, the Welsh prince Dafydd ap Llewelyn is currently resting in the guest accommodation.
ヨーロッパで最も裕福で強力な人物の一人であり、この城の所有者であるコーンウォール伯爵リチャードが間もなく到着する予定で、大いに盛り上がっている。彼の若き甥であるウェールズの王子、ダフィド・アプ・ルウェリンは、現在ゲスト用の宿泊施設で休息している。

Prince Dafydd is suffering from a nervous illness because his lands in Gwynedd, north-west Wales, have been invaded by the English king Henry III, Richard’s older brother. He has come to Tintagel to seek advice from his well-connected and famously shrewd uncle.
ダフィド王子は、ウェールズ北西部のグウィネッドの土地が、リチャードの兄であるイングランド王ヘンリー3世に侵略されたため、神経症にかかっている。彼は、人脈が広く、抜け目のないことで有名な叔父に助言を求めるためにティンタジェルを訪れた。

The island courtyard being prepared for a visit by the owner, Richard, Earl of Cornwall. Richard had been given the earldom by his brother King Henry Ill on his 18th birthday in 1227. and be built this castle shortly afterwards
この島の中庭は、所有者であるコーンウォール伯爵リチャードの訪問に備えて準備されていた。リチャードは1227年の18歳の誕生日に兄のヘンリー・イル王から伯爵の地位を与えられ、その後すぐにこの城を建設した。

景色が良い。

右下に見える建物がカフェで、この後ここでおやつ(クリームティー)を食べた。

中世初期の建物Early medieval buildings

のどかな風景。

向こう側の海岸。

The Trader’s tale:商人の物語

A wooden sailing ship, laden with goods from the Mediterranean, is being unloaded down at the deep harbour. There are shouts in unfamiliar languages as large jars are brought up the steep slope.
地中海からの荷物を積んだ木造帆船が、深い港の下で荷揚げされている。急な坂道を登っていくと、大きな壺が運ばれてきて、聞きなれない言葉で叫ばれている。

It is the first shipment to arrive this year. The traders come to the settlement each summer, bringing goods from across the Roman world. They come via trading ports along the western coasts, and pick up local pilots to help them navigate into the tricky harbour below.
今年最初に到着した荷物である。商人たちは毎年夏になると、ローマ世界各地から商品を持ってこの集落にやってくる。西海岸の貿易港を経由してやってくる彼らは、地元の水先案内人を雇って、難解な港への航海を助けてもらう。

The jars, called amphorae, contain expensive wines and olive oil, and there are also fine red dishes and plates. These will be used in the feasting hall by the king, his followers and guests from across the powerful south-west kingdom of Dumnonia.
アンフォラと呼ばれる瓶には、高価なワインやオリーブオイルが入っており、高級な赤い皿やプレートもある。これらは、王とその従者、そして南西部の強力な王国ダムノニアからのゲストが宴会場で使用するものである。

Tintagel is the largest settlement in the western seaways, with. perhaps 100 buildings used as stores, workshops and houses.
ティンタジェルは、西海岸で最大の集落で、店舗や工房、住居として使われている建物が約100棟ある。

The grass-covered walls in front of you. are buildings that date to the 5th or 6th century AD. They were part of a large defended settlement which traded with Mediterranean ports.
目の前にある草に覆われた城壁は、紀元5〜6世紀に建てられた建物。地中海の港と交易していた大規模な防衛集落の一部である。

北の遺跡Northern ruins

かもめがいる。

近づいても逃げない。

そして落ちていった。

普通に落ちたら死ぬところまで進める。

でも普通に犬の散歩をしている。

写真だとあまり伝わらない?

転がり始めたら、そのまま下まで落ちそう。

The northern ruins:北の遺跡

When this area was cleared by Ralegh Radford’s workmen in the 1930s, they found the walls of several simple buildings. We do not know the date of these structures but they probably formed part of the Dark Age settlement.
1930年代にラレーグ・ラドフォードの作業員がこの地域を開拓した際、いくつかの簡単な建物の壁が発見された。これらの建造物の年代は不明だが、おそらく暗黒時代の集落の一部を形成していたと考えられる。

With the collapse of Roman rule in Britain at the end of the 4th century AD, there was a time of conflict. migration and invasions. The period is known as the ‘Dark Ages’ because few historical sources survive. In the south-west a powerful kingdom called Dumnonia emerged, with Tintagel as its principal settlement.
紀元4世紀末にローマ帝国の支配が崩壊したイギリスでは、紛争や移住、侵略が行われていた。この時代は、歴史的資料がほとんど残っていないため、「暗黒時代」と呼ばれている。南西部にはダムノニアと呼ばれる強力な王国が出現し、ティンタジェルを主要な居住地としていた。

You might spot a circular oven in the corner of one of these buildings, used to dry out cereals to prevent them from spoiling during storage.
この建物の一角には、保管中のシリアルの腐敗を防ぐために乾燥させる円形のオーブンが設置されている。

About 100 small rectangular structures have been identified across the headland. showing that there was a substantial settlement here in the Dark Ages.
岬には約100個の小さな長方形の建造物が確認されており、暗黒時代にはここにかなりの集落があったことがわかる。

彫像(アーサー王の像)Sculpture

あの有名な「アーサー王(King Arthur)」の像がある。
持っているのは伝説の剣「エクスカリバー(Excalibur)」だ。

裏から見ると、結構ハリボテ感がある。

こちらの眺めもいい感じ。

南部の断崖絶壁Southern cliffs

こちらも割と簡単に死ねそう。

ティンタジェル街の方の眺め。
ほぼ一番高い丘の上から。

海岸の方の眺め。

こちらも幻想的。

ティンタジェル城 出口へ

こちらのドアから出口に向かう。

崖沿いの階段を下っていく。

先ほどの橋を下から眺める。

階段なのか橋なのかよくわからないものを下ったところにゲートがあり、出口となる。

「階段」兼「橋」って珍しいよね!?
なんだか印象に残った。

イギリス【旅行】 コーンウォール、バース観光 3泊4日

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