イギリスの牛乳について
イギリスの牛乳には写真のように、青、緑、赤の3種類がある。
ざっくり言ってしまうと、こんな感じ。
青 : Whole Milk(普通の牛乳)
緑 : Semi-Skimmed Milk(低脂肪牛乳)
赤 : Skimmed Milk(無脂肪牛乳)
テスコにて3種類の牛乳を買ってきたので、飲み比べ。
日本で飲んでた牛乳に合わせて、イギリスでも飲む牛乳を選べばいいかと思う。
一般的には「青」かと思う。ワテは青派だ。
青は脂肪分が3.7%。3.6牛乳ってやつとほとんど一緒ということだね。
(株)明治のHPによると、日本の牛乳区分は下記のようになっているようだ。
種別 | 概要 | 生乳の 使用割合 | 成分 | 衛生基準 | ||
乳脂肪分 | 無脂乳固形分 (SNF) | 細菌数 /1ml | 大腸 菌群 | |||
牛乳 | 原料が生乳100%で、均質化(ホモゲナイズ) 処理をしたのち加熱殺菌したもの | 生乳100% | 3.0%以上 | 8.0%以上 | 5万以下 | 陰性 |
特別 牛乳 | 特別に許可を受けた施設(牧場)で作られた 一般の牛乳よりも成分的に濃厚なもの | 3.3%以上 | 8.5%以上 | 3万以下 | ||
成分調整 牛乳 | 生乳から乳脂肪分や水分、ミネラルなどの一部を 除去して成分濃度を調整したもの | - | 8.0%以上 | 5万以下 | ||
低脂肪 牛乳 | 乳脂肪分を減じて、0.5%以上1.5%以下の間 調整したもの | 0.5%以上 1.5%以下 | ||||
無脂肪 牛乳 | 乳脂肪分量を0.5%未満まで減らせたもの | 0.5%未満 | ||||
加工乳 | 生乳由来の乳製品(バター、脱脂粉乳など)を 生乳に加えたものです。 乳製品と水以外を加えることは 認められていません。 | - | - | |||
乳飲料 | 生乳や乳成分を主原料に乳製品以外のものも 加えたものです。 | - | 乳固形分3.0%以上 (公正競争規約による) | 3万以下 | ||
食品衛生法に基づく「乳等省令(乳および乳製品の成分規格に関する省令)」より
実際味の方はどうなのか?
赤のSkimmed Milkだけパックが大きいのは深い理由はない。
小さいのが売っていなかっただけ。
Whole Milk(普通の牛乳)
普通に牛乳。飲みなれた牛乳。
Semi-Skimmed Milk(低脂肪牛乳)
薄い。日本の低脂肪牛乳もほとんど同じなのかな?
日本では普段低脂肪牛乳を飲んでいなかったので、残念ながらよくわからない。
この緑の牛乳が、イギリスでは一番好まれて飲まれているおり、標準となっている。
イギリス人は低脂肪が好きなのかな?
鶏肉でも、モモ肉よりもムネ肉の方が需要があるようで、値段もムネ肉の方が高い。
日本と逆だね。
Skimmed Milk(無脂肪牛乳)
飲む前から薄いことがわかる。上の写真でもわかる。
飲んでも薄い。あまりワテ好みではない。
総評
完全に予想通り、イメージ通り、見た目通り。
試すまでもなかったかなとは思う。
おまけ、コーヒー牛乳にしてみた
こちらの味も写真の見た目通りだった。
本当にありがとうございました。
コメント
イギリスの近くで同じく酪農が盛んな国に住んでいますが、料理にバターや生クリームをこれでもかと使うせいで(多少は罪悪感があるのか)、牛乳やお肉に関しては単純に低脂肪一択みたいな感じですよね。しかもロングライフ牛乳が主流だったり、肝心の味も栄養分も全く気にしないんだな…ということがよくわかります。
ワテも特に栄養分は気にしてないので人の事は言えませんが。
味はなんでこうなったんだろう、というものが多いですね。