
ビタミンについて調べたこと等をまとめる
ビタミンとは
ビタミンは、生物の生存・生育に微量に必要な栄養素のうち、その生物の体内で十分な量を合成できない炭水化物・タンパク質・脂質以外の有機化合物の総称である(なお栄養素のうち無機物はミネラルである)。
Wikipedia
ヒトのビタミンは13種が認められている。
ビタミンは機能で分類され、物質名ではない。たとえばビタミンAはレチナール、レチノールなどからなる。
ビタミンはほとんどの場合、生体内で十分量合成することができないので、主に食料から摂取される(一部は腸内細菌から供給される)。
「ビタミン」を接種しないと健康に悪いというが、逆である。
接種しないと健康に悪いものを、「ビタミン」と名付けた。
だから、接種しないと健康に悪いのは当然である。
ビタミン 名前の由来
ビタミンQ&A(よくある質問)
(1) 何故、ビタミン(Vitamin)と呼ぶようになったのですか? カシミール・フンク(Casimir Funk)が1912年の総説において、脚気、壊血病、ペラグラなど欠乏症の原因となる微量栄養素に
ビタミン(vitamin)という名前は、1912年にビタミンB1が発見された時に、生命(vital)に必要な、そして、窒素を含むアミン化合物(amine)という意味でつけられました。
日本ビタミン学会
その後、いろいろなビタミンが発見されアミンではない化合物も少なくありませんが、ビタミンと呼ばれ、英語では vitamin と表します。
ビタミン一覧(13種)
1日の摂取量については、年齢性別等により異なる。
ここに書いた値はワテのメモ用のかなりのざっくり値である。
ビタミン名 | 1日の摂取量 | 機能 | 欠乏所 | 具体的な物質名など | 溶性 |
ビタミンA | 0.8㎎ | 視覚系 | 夜盲症、乾燥肌 | レチノール、β-カロテン、α-カロテン、β-クリプトキサンチンなど | 脂溶性 |
ビタミンB1 | 1.2㎎ | 還元酵素 | 疲労、うつ廟 | チアミン | 水溶性 |
ビタミンB2 | 1.5㎎ | 還元酵素 | 唇のひび割れ、うろこ肌 | リボフラビン。ビタミンGともいう。 | 水溶性 |
ビタミンB3 | 13㎎ | 還元酵素 | 皮膚炎、痴呆症 | ナイアシン。ビタミンPPともいう。 | 水溶性 |
ビタミンB5 | 5.0㎎ | アシルトランスフェラーゼ | 体重減少、過敏症 | パントテン酸 | 水溶性 |
ビタミンB6 | 1.3㎎ | アミノトランスフェラーゼ | 貧血症、過敏症 | ピリドキサール、ピリドキサミン、ピリドキシン | 水溶性 |
ビタミンB7 | 0.05㎎ | カルボキシラーゼ | 皮膚炎、食欲減退、うつ病 | ビオチン。ビタミンBw、ビタミンHともいう。 | 水溶性 |
ビタミンB9 | 0.24㎎ | メチルトランスフェラーゼ | 巨赤眼球性貧血 | 葉酸。ビタミンBc、ビタミンMともいう。 | 水溶性 |
ビタミンB12 | 0.002㎎ | イソメラーゼ | 巨赤眼球性貧血、神経変性 | シアノコバラミン、メチルコバラミン、ヒドロキソコバラミン | 水溶性 |
ビタミンC | 100㎎ | 水酸化酵素 | 歯茎の出血、皮下出血 | アスコルビン酸 | 水溶性 |
ビタミンD | 0.009㎎ | カルシウム代謝 | くる病、骨軟化症 | エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール | 脂溶性 |
ビタミンE | 6.0㎎ | 抗酸化剤 | 赤血球溶血 | トコフェロール、トコトリエノール | 脂溶性 |
ビタミンK | 0.15㎎ | 血液凝固 | 出血、血液凝固障害 | フィロキノン、メナキノンの2つのナフトキノン誘導体 | 脂溶性 |
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