「ハロッズ」は元々王室御用達を取得していたが、現在はそうではない。
理由を調べてみたら、いろいろと面白い経緯であった。
質が落ちた等で、王室御用達から外されたのかと思っていたが、ハロッズ側から王室御用達を拒否し、王室メンバーの立ち入りを禁止しているらしい。
Wikipedia情報
ハロッズは次に示すようにイギリス王室のメンバーから御用達の指定を受けていた。
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・エリザベス2世 生活用品と食料品について
・エディンバラ公フィリップ 旅行用品について
・チャールズ皇太子 旅行用品と馬具について
・エリザベス王太后 陶器とガラス製品について
2010年8月、デイリー・テレグラフ紙に寄せられた書簡の中で、アルファイドは一度は受けていたハロッズの王室御用達の指定を2000年に破棄していたことを明らかにした。
ハロッズは1910年以来、王室御用達の指定を受けている。
アルファイドはこの御用達について「呪い」と記述しており、破棄後は業績が3倍に伸びたと主張した。
エディンバラ公とは1956年から取引関係が続いていたが、2000年1月をもって破棄され、同年12月には他の王室メンバーからの御用達もアルファイドによりハロッズ側から全て破棄された。
アルファイドはエディンバラ公に対してハロッズの出入り禁止を宣告している。
これにはアルファイドの息子ドディとダイアナ妃の事故が関係していると指摘された。
2009年、アルファイドの出資により、ダイアナ妃の死を題材としたドキュメンタリー映画『Unlawful Killing』が製作された。
監督はキース・アレンで、同映画の最終シーンでは上記の御用達破棄についても描写されている。
BBC情報
In the letter, written in response to a Sunday Telegraph columnist, Mr Al Fayed called for the new owners to keep two memorials inside the store to his son and the princess.
サンデー・テレグラフ紙のコラムニストへの返信として書かれた手紙の中で、アル・ファイド氏は新しいオーナーに対し、息子と王女のための2つの記念碑を店内に残すよう求めている。
“Unless and until this country gives the princess the thanks and devotion she deserves in the form of a fitting public memorial, this statue, Innocent Victims, should remain to remind the world of what was lost when two young people who were on the brink of happiness together, were killed.”
この国が王女にふさわしい公的な記念碑という形で感謝と献身を捧げない限り、そして捧げるまでは、この「無実の犠牲者」像は、共に幸せになる寸前だった若い二人が殺されたときに失われたものを世界に思い出させるために残されるべきです”。
Mr Al Fayed said that a memorial to the late princess, a fountain in Hyde Park, was “misconceived”.
アル・ファイド氏は、故王女の記念碑であるハイドパークの噴水は「誤った考え」であると述べた。
He added: “With regard to the Royal Family visiting Harrods again, I doubt they would dare to show their faces.”
さらに、”ロイヤルファミリーが再びハロッズを訪れることに関して、あえて顔を見せることはないだろう “と述べた。
A spokeswoman for the Prince of Wales did not wish to comment when contacted by the BBC.
皇太子の広報担当者は、BBCの取材に対し、コメントを差し控えた。
Mr Al Fayed waged a lengthy campaign to prove that Princess Diana and his son Dodi were murdered in a conspiracy.
アル・ファイド氏は、ダイアナ妃と息子のドディが陰謀で殺害されたことを証明するために、長期にわたるキャンペーンを展開した。
アルファイド(ダイアナ妃の彼氏(?)ドディの父親)は、二人は王室の陰謀で殺されたと信じているようだ。
モハメド・アルファイドは、エジプトアレクサンドリア生まれの実業家。
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1985年にイギリスの代表的デパートであるハロッズの経営者となった。
1997年には息子のドディ・アルファイドが当時交際中のダイアナ妃とともに事故死している。
現在では、モナコで一年の多くの時間を過ごし、ヨットに興じる。
ロイヤルコレクション
ロイヤルワラントは破棄したが、ロイヤルコレクションは売っていた。
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