今回の旅行のメイン目的「ロバートウェルチ」にやってきた。
イギリスにいる間に、一生ものの「ナイフ」「フォーク」「スプーン」あたりを買いたいと思っている。
先に結果を言ってしまうと、一生ものとして欲しいと思える食器には出会えなかった。
(ワテはデザインよりも、材質と工法に拘るタイプだが、心くすぐるモノが無かった)
ロバートウェルチ(Robert Welch)について
ロバート・ラドフォード・ウェルチ(1929年5月21日 – 2000年3月15日)は、イギリスのデザイナー、銀細工師。
Wikipedia
ロバート・ウェルチのデザインは、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、大英博物館、ニューヨーク近代美術館、フィラデルフィア美術館(アメリカ)、ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館(オランダ)、ベルゲンKODE美術館(ノルウェー)などの美術館に所蔵されている。
現在、デザインビジネスは、彼の3人の子供のうち、アリスとルパート・ウェルチの2人が運営している。
新しいデザインは、半世紀以上前にウェルチがキャリアをスタートさせたチッピングカムデンの同じ建物で、今もなお制作されている。
グーグルマップに表示されている位置と、実際の建物の位置が若干ずれていた。
実際の店は少し右の角の所にあった。
ロバートウェルチに入店
想像していたよりも中は広かった。
面積としては、コンビニ1.5件分くらいかな?
普通に、食器が展示され、売られている。
「高級なお店」という感じで、「スタジオ」という感じではなかった。
1枚のステンレス板から包丁を作る過程が展示されていた。
不思議な魅力で見入ってしまう。
でも、刃物をイギリスで買うつもりはない。
刃物の国の日本出身だからね。
買うなら、燕三条あたりで買いたい。
Choosing the stainless steel:ステンレスを選ぶ
420 grade:420グレード
Good enough for table knives but not for the demands of a kitchen knife.
テーブルナイフには十分だが、包丁の要求には応えられない。
Japanese steel:日本の鋼材
Very hard and gives a sharp edge though not easy to resharpen.
非常に硬く、切れ味は良いが、研ぎ直しは容易でない。
440A grade:440Aグレード
A good stainless steel, but prone to corrosion.
ステンレス鋼の中では良い方だが、腐食しやすい。
Damascus steel:ダマスカス鋼
A lamination of folded steel.
Very sharp, but not easy to resharpen.
鋼材を折り曲げた積層体。
非常に切れ味が良いが、研ぎ直しは容易でない。
The chosen steel:選ばれた鋼材
German DIN 1.4116 Stainless Steel:ドイツ DIN 1.4116 ステンレス鋼
Robust, holds its edge well and easy to resharpen.
頑丈で刃持ちが良く、研ぎ直しも簡単。
恐らく、右に行くほど「良い鋼材」という説明。
地味に日本の鋼材がディスられていると読み取れる。
「1.4116スレンレス」について調べてみた。
高級包丁に使われる材料らしいが、細かい物性は良くわからないので諦める。
DIN(Deutsche Industrie-Normen)は、ドイツ規格委員会の定めた規格。
EN(European Standards)は欧州標準化委員会の定めた規格。
「1.4116」の数値そのものについては意味が無い。
(4116ページに書かれています、みたいなもの)
このお皿の上に乗っている「ナイフ」は、少し心が惹かれた。
ナイフの刃先と、持ち手部分が90度ねじれている。
が、この程度で買っていたらきりがないので、今回は止めておいた。
この前、下記ナイフを衝動買いしちゃったしね。
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