The Roman Baths:ローマ浴場
< 入場料 >
大人(19歳以上):休日£20.50、平日£18.00
子供(6~18歳):休日£13.00、平日£10.50
シニア(65歳以上):休日£19.50、平日£17.00
学生:休日£19.50、平日£17.00
< 所要時間 >
音声ガイドをじっくり聞き、ゆっくり見るなら恐らく2.5時間程。
音声ガイドを無視して、軽く見る程度であれば恐らく1時間程。
ワテは途中まで音声ガイドを聞いていたが、飽きてきたので後半は適当に流したところ、滞在時間は1時間30分程であった。
オーディオガイドは日本語も用意されていた。
入口
雰囲気のある感じになってくる。
この建物が「ローマンバス」だ。
右手がローマンバス。
目の前の厳かな建物は「バース寺院」である。
ワテは9時入場のチケットを購入していた。
今までの経験では、時間指定はあってないようなもので、日付さえ合っていれば入場出来る観光地がほとんどであった。
しかし「ローマンバス」はチケットの時間毎に並ぶレーンが決められており、早く着いたから早く入場ということが出来なそうな雰囲気であった。
遅れてしまった場合、入れてもらえるのかは不明。
ローマンバス、中庭上段
入ってすぐ、中庭のお風呂的なところから始まる。
良くガイドブック等で使われているような写真だ。
暖かい様で、湯気が出ている。
残念ながら、入ることや足湯等も出来ない。
この中庭(?)から、すぐ隣の「バース寺院」が見える。
ローマンバス、内部
博物館を兼ねたような感じ。
いろいろと展示されていた。
魔法陣グルグルを彷彿とさせる何か。
この太陽おじさんに込められた意味等を、音声ガイドがいろいろと喋っていたが、何も頭に残っていない。
この石の上に生贄が捧げられた、というようなことを音声ガイドが喋っていた気がする。
温泉が湧き出ている、と思われる感じな所。
湯気が出ていた。
ローマンバス お土産屋さん
中にお土産屋さんがあった。
「ローマンバス」の出口にもお土産屋さんはあり、出口の店の方が広いので、無理にここで買う必要は無い。
ただし、出口のお土産屋さんは外からも入れるので、入場料を払わなくても入れる。
ここのお土産屋さんは、入場料を払わなければ来ることが出来ない。
ワテはそういうところに価値を感じる。
せっかくなので何かお風呂用品を購入したいと思い、石鹸を購入。
ついでに太陽おじさんも購入。
ローマンバス、中庭上段
いよいよ終盤。
紫のマントを被ったお姉ちゃんは、頼むと一緒に写真を撮ってもらえる。
雰囲気が出ていて良い。
The water is untreated:水は未処理です
Please do not drink or touch:飲んだり、触ったりしないでください
下段からの「バース寺院」
Roman mosaic floor:ローマ時代のモザイクの床
Part of the floor in this hot room was laid with mosaics, recorded in a drawing of 1754.
この温室の床の一部にはモザイク画が敷かれており、1754年の図面に記録されています。
One mosaic panel in the northeast corner still survives.
北東の角にある1枚のモザイクパネルが現存しています。
Hypocaust of heated room:暖房室のハイポコースト(床下暖房)
These pillars of tiles supported the floor of this room in the bath-house. Hot smoky air was drawn from a fire in the stokehole that you can see beneath the glazed floor, and circulated around the pillars. It passed through hollow flue tiles built into the walls.
浴室の床を支えていたのは、このタイルの柱です。ガラス張りの床の下に見える煙突の火から煙のような熱い空気を吸い込み、柱の周りを循環させていました。壁に組み込まれた中空の煙管タイルを通過しています。
The smoke from the charcoal fire escaped through a series of small vents in the roof.
炭火の煙は、屋根に設けられたいくつもの小さな通風孔から排出されました。
ハイポコーストとは古代ローマのセントラルヒーティングシステムである。
単語自体は古代ギリシア語のhypo(下)とkaiein(火を燃やすまたは火をつける)に由来し、「下から熱する」という意味を持つ。
ゼルギウス・オラタ(Sergius Orata)が発明したとされているが、完全に確認されたわけではない。
< 仕組み >
ハイポコーストは古代ローマの公衆浴場や個人の住宅で使われていた。
床面をpilae stacksと呼ばれる柱で地面から持ち上げ壁の中にも空間を残しておき、炉(praefurnium)からの熱気と煙を床下や壁に送り込み屋根付近の送管で排気する。
このようにして室内の空気を汚すことなく暖める。
壁の中に中空の四角いタイルを使い、それを熱気の送管にすると同時に壁から部屋を暖めている。
よく暖めたい部屋を炉に近い位置にし、火にくべる木を足すことで暖房効果を強くすることができる。
ハイポコーストを運用するには火の面倒を見るための労働力が必須であり、召使を何人も抱えているヴィラや公衆浴場で使われていた。ウィトルウィウスは紀元前25年ごろゼルギウス・オラタが考案した構造と運用方式を詳細に記述しており、公衆浴場の高温浴室(カルダリウム)や微温浴室(テピダリウム)の効率的な配置や燃料の補給方法などを示している。
また、ドーム型天井にある青銅製換気装置による温度の調整についても詳述している。ローマ建築のハイポコーストはヨーロッパ、西アジア、北アフリカの各地の遺跡に見られる。
Wikipedia
ハイポコーストはローマ市民の衛生と住環境の改善に寄与し、古代ローマの重要な発明の1つとされている。
そして、現代のセントラルヒーティングの先駆けでもある。
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