変圧器が壊れた
ワテが使っている変圧器は、写真の通り、プラグが二つ付いている。
深く考えずに「炊飯器」と「ネスカフェバリスタ」を繋げており、同時に使ったところ突然電源が落ちてしまった。
変圧器の能力: 1100W
炊飯器:705W
ネスカフェバリスタ:1460W
あー、こりゃあ同時に使ったら壊れるよね。
というか、ネスカフェバリスタは単品で既に駄目じゃん!!!
変圧器が復活した
結果的に言えば、ただ変圧器が冷めるのを待っただけ、ということになる。
基本的に、変圧器には「サーマルプロテクター」と「サーキットプロテクター」という故障防止機能が付いているようだ。
「サーマルプロテクター」は名前の通り、(過電流等で)温度が高くなってしまったときに作動して、冷めるまでは使えないようにする機能。
「サーキットプロテクター」は過電流が発生したときに作動する、ブレーカーのような機能。
写真のPROTECTORの部分が前に飛び出すので、電源などをすべて抜いた後にここをポチっと押してやればよい様だ。
ワテはここを押してみたけど駄目だったので、おそらく「サーマルプロテクター」が働いていたのだと思う。
そして、結果的には次の日になったら、直っていた。
ワテはヒューズが飛んだと勘違いし、ヒューズを交換するために変圧器の中を覗いてみた。
せっかくなので、その記録をここに残す。
ワテの使っている変圧器
SANYO MODEL : TSD-N11LES
INPUT 220/240V
Step Down Transformer:降圧変圧器
もう新品は売っていないのかな?
平成初期を思わせるような見た目だが、いまでもヤフオク等で1万円くらいで取引されている。
(定価は3万円くらい?)
変圧器は滅多なことがなければ壊れないので、このようなものでもバリバリの現役だ。
INPUT:AC220/240V 50~60Hz
OUTPUT:AC100V(1100VA)
イギリスは240V、50Hzなのでもちろん問題なし。
本当は取扱説明書を読めば、いろいろと書いてあるのかと思うが、ワテがこの変圧器を中古で買ったときから箱/説明書が無かったため、詳細が不明である。
ネットで説明書を検索しても出て来ない。
変圧器の中身を見てみた
文頭で書いたように、電流の流し過ぎにより変圧器が動かなくなってしまった。
100%ワテの使い方の問題であり、危険なことをしたので、言い訳を出来る立場ではない。
しかし、これは絶対に多くの人がやらかす失敗だ。
この程度で数万円する物が壊れていたら、たまったもんじゃない。
絶対に壊れるハズが無い。
どっかにヒューズがあるだろう!
と、思って分解してみた。
普通は分解しなくても取り外せる部位にヒューズが付いているハズだが見つからない。
この時点でおかしいとは思ったが、とりあえず分解してみれば何かわかるだろう精神だ。
この赤で囲んだ部分はカバーになっており、外す必要がある。
ツメで引っかかっているので、力を入れて無理やり剥がさなければならない。
恐らく、分解されることは想定していない(禁止している?)のだろう。
後は全周にある計10本のネジを外すだけ。
ドでかいトランスがドーンとある。
変圧器が大きくなってしまうのも、重いのも、ほとんどがこいつの存在が理由だ。
こっちに、抵抗やらコンデンサやらがまとめられている。
赤で囲った部分を見てピンと来た。ヒューズがあるならこの中だな。
と思ったが、中を見ることが出来ない。
他にヒューズがありそうなところが見つからない。
そもそもこの部品はなんだろうな、確認してみよう。
とググってみたところ、この部品が「サーキットプロテクター」であることがわかった。
ついでに「サーマルプロテクター」の存在も知り、改めて通電してみたところ、変圧器は無事動いた。
もう一度、結論を。
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